つらい白内障の症状や治療方法、予防方法とは?

目の病気である白内障、これは誰しもいつかかかってしまう可能性のある病気となっており、一度発症すると薬では治らないものとなっています。そんな白内障の症状から治療方法、予防についてご説明致します。

失明にもつながる?白内障とは

白内障

白内障とは目の中でレンズの役割をしている水晶体がにごってしまう病気のことを言い、これは加齢で発症しやすい病気となっています。
早い場合ですと40歳から発症し、80歳を超えると殆どの人が白内障を抱えている状態になります。
これにも程度があるので、人それぞれとなっていますが、重い人の場合放置してそのまま失明という可能性もあるのでけして放置はおすすめできないです。
またこれは薬で治るものではなく、一度発症してしまうとずっと白内障とは付き合っていかなければならないです。
とはいえ初期の段階で受診し、適切な投薬をうければ進行は抑えられますのでなるべく早く白内障を疑われる場合は眼科にかかるのをおすすめいたします。

白内障は失明原因のトップとなっており、世界基準で見ると何らかの外傷をうけて失明する場合よりも白内障で段々と失明していくことの方が多いです。
ですがこの白内障、日本では全体の3%程度の失明率となっており、適切な治療を受けるとほぼほぼ失明しない、治療が可能な病気となっています。
しかし前述した通り一度発症してしまうと薬は効かないのが白内障、ではどうやってこの病気は直すのか?それが気になるところです。

白内障は確かに薬では進行をおさえるのがやっとな病気ですが、手術するとほぼほぼ回復する病気となっています。
手術と聞くと怖いイメージがありますが、けしてそんなことはなくポピュラーな手術内容となっています。
また入院も必要なく日帰りで済む、そんな手術内容となっており、総合病院などは勿論町の眼科でも行っているような簡単な手術です。
どこでも手術を受けやすい、そんなポピュラーな方法で治療ができ、回復が可能なので患者様にとっても負担は少ないものとされています。
年間の数にしても140万件にも上る手術なので、そこまで怖がるものではないものとされています。
白内障は進行してしまい、重度になあると失明の恐れもありますが、そうなる前にしっかり治療すると治るものです。

目が見えるというのはとても重要、さまざまな感覚器官の中でも特に重要な部分です。
そこの不具合は些細なものでも気になるもの、白内障もその兆候を感じた場合がすぐに眼科へかかるのをおすすめいたします。
最近視力が低下した、という自覚症状があり、そのまま眼科を受診すると白内障だった、ということもあったり、また加齢によって進行する病気とされていますが稀に子供でも白内障の症状が出ている場合もありますので要注意です。
日常生活に完全な支障が出てしまう前に我慢せず、すぐに眼科の受診をおすすめいたします。

白内障を予防する為にできることとは

白内障

白内障は段々目のレンズ部分がくもっていき、進行してしまうとそのまま失明の可能性もある病気となっています。しかしこれは予防も可能なので、その方法についてご紹介いたします。

まずこうした白内障は、眼科での検診を受けることで早期に発見することができるようになっています。
定期健診を受けている場合は特に見つかりやすく、発症が初期の初期である場合点眼薬で進行を遅れさせることが十分可能です。

濁ってしまった水晶体の中はクリアに戻すことはできず、ぞれは現代医学でも不可能です。
しかし、あくまで戻すのができないだけであり、進行を遅らせるための点眼薬は処方が可能となっています。
これは薬による対処となりますが、他にも生活習慣の改善で予防も可能となっています。
たとえば紫外線やブルーライト、老化の原因である活性酸素を発生させるとされています。
そして水晶体はこれをカットする役割がありますが、パソコンやスマホを長時間見ることもある現代社会、もともと全てを防ぐことができないので自然と目の老化が進行してしまう場合があります。
これが白内障の原因になりますので、テレワークが多い今、ブルーライトカットの眼鏡をかえて作業がおすすめとなっています。
紫外線、ブルーライトから目を守る、これは非常に大切なことです。

次に食生活、これは特に白内障と関係しており、それが直接の原因にならない場合でも合併症として白内障を引き起こす結果になる場合もあります。
特に糖尿病と白内障の因果関係は深く、近年増加のある生活習慣病に白内障のリスクがつきまといます。
食生活が乱れることにより老化を促進させる活性酸素が発生、その結果目の老化現象である白内障を引き起こしやすくなっています。
糖尿病がでると白内障も気を付けたほうがいい、そう言われる程に糖尿病を筆頭にした生活習慣病は白内障のリスクになりやすいとされています。

規則正しい食生活は白内障だけではなく健康そのものにいいもの、特に抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンは積極的に摂っていきたいものとされています。
具体的な例を挙げるとしたらほうれん草、ブロッコリー、とうもろこし、かぼちゃなど、これらは冷凍食品でも販売されていますので保存も調理も簡単、常備菜としても優秀なので積極的に購入しておきたいものとなっています。

自粛モードで乱れがちな生活は自分でしか直せないもの、食生活が乱れていると感じたらサラダを食べたりブルーベリー入りのヨーグルトを食べたり、そうした工夫をして白内障の予防をしておきたいところです。

また適度な運動が大切、いま外出規制で運動不足の人が増えていますが、できるだけ散歩をしてみたりと、密集をさけて外で運動もおすすめとなっています。
軽いウォーキング程度だけでもしておくのがおすすめです。
これらの予防をすることで、白内障を発症を防いだり、また予防もすることができます。
しかしそれでも発症してしまった場合は、すぐに眼科にかかるのが一番です。

白内障を治す為に手術をする

白内障

白内障はさまざまな障害となってしまい、日常生活は勿論他の目の病気の発見も遅れさせてしまう、そんな厄介な病気となっています。
そのためけして放置していいものではなく、物が霞んで見えたり視力の低下を感じたら、すぐに眼科に受診をおすすめいたします。
そしてこの白内障は薬では直せないものとなっており、主に手術での治療となっています。
目の手術って痛くて怖いイメージ……そう感じられるかもしれませんがけしてそんなことはなく、日帰り手術で入院不要の場合が半数ほど、多くの眼科でやっているポピュラーな、そして簡単な手術、また殆ど痛みも感じないような手術となっています。
手術時間に関しても何時間もかかるようなものではなく、ほんの10~20分で全工程が終ってしまう程、そのため患者様にとっても負担のない、けして大袈裟な手術ではないのです。
麻酔も殆どが局所麻酔となっています。

外科手術の中でも最も多い部類に入る白内障手術、熟練した眼科医の腕こそ必要ですが、受ける患者側から見ると本当に簡単に終わってしまう、そんな手術となっています。
白内障の症状が出ているような気がするけれど、手術は怖い……そう感じている方がいらっしゃるようであれば、手術のローリスクを説明し、是非手術をすすめていただきたいものとなっています。
放置して失明のリスクを背負うよりも、本当に軽いものとなっています。